2021.05.11 The Kelly Clarkson Showでのインタビュー

再開が待たれるブロードウェイミュージカル「ムーラン・ルージュ」、この夏公開のappleTV+「Schmigadoon(シュミガドゥーン)」、そしてどうしても受からなかったオーディションについて語りました。

司会のKelly Clarksonは、オーディション番組『アメリカン・アイドル』第1シーズンの優勝者で、その後グラミー賞3冠、アメリカン・ミュージック賞4冠など数多くの賞を受賞している人気歌手。二児の母。現在はオーディション番組『ザ・ヴォイス』にも審査員として出演しています。

撮影は4月27日。場所はカリフォルニア州ロサンゼルスのNBC Unversal内のThe Kelly Clarkson Showスタジオ。ちょうどBroadway Caresの募金の終盤の時期だったから、アーロンが寄付のお礼を言ってくれたIGストーリーのあの西海岸ぽい風景は、LAだったんですね。


第1部 Aaron Tveit Is Bummed He Missed 'American Idol' Auditions

「なんてハンサムなの」とケリーに迎えられたアーロン。「その服うちの子たちが大好きな種類のブルーよ」とか、いきなりご近所さんみたいな打ち解けかたです。

ケリーは相槌の打ち方とか質問の差し込みかたのタイミングがちょっと音楽的で、まるでセッションしているみたい。聞いていて心地よいインタビューでした。

ものすごくざっくりですが、訳してみました。

最初はムーランルージュがシャットダウンした時の話。
「9ヶ月間走ってきた列車が急に止められて、それでもすぐに動き出すだろうと思っていた。もし誰かがやってきて、こんな時期までブロードウェイはオープンしてないよと言ってもきっと信じなかったと思う。NYみたいな都市ではディストピアのようだったよ」

「まるで絶対住みたくないウィルスミスの映画の世界みたいだったわね。でも別のミュージカルの話が来たんでしょう?」

そしてこの夏にAppleTV+で始まるSchmigadoon(シュミガドゥーン)の話に。アーロンが演じるダニー・ベイリーの写真も初お披露目。

SchmigadoonはブロードウェイミュージカルBrigadoon(ブリガドーン)をベースにしているので、ケリーは「ブリガドーンには出たことあるから、フィオナ役(ヒロイン)が必要なら言って」と笑わせます。アーロンはSchmigadoonのあらすじと出演者の話をして、「そんなにすごい人たちと仕事をするのって、ナーバスになる?それともワクワクする?」と聞かれ、「両方だよ。長い間尊敬してきた人たちと一緒に、全く新しいミュージカルの世界に足を踏み入れるんだからね」

そしてブロードウェイのミュージカルのファンはもちろん、ミュージカルを見たことがない人もきっと楽しめる作品だ、と保証しました。

「ブロードウェイでもテレビでも成功を収めているあなたが、どうしても受からなかったオーディションがあるんですって?びっくりね」

「そうなんだ…僕は『アメリカン・アイドル』第1シーズンの大ファンで」

これはケリーが優勝した時のことなので、ケリーは立ち上がって「ありがとう!ありがとう!おだてててくれてるのはわかってる!(かわいい🤣)あなたはジャスティンに投票したんでしょ?」

「そんなことないよ。あなたに投票したよ。第1シーズンは僕が大学1年の後で、大学では音楽を専攻していたから見ていたのを覚えているんだ」

「あら、じゃあ私たち同い年ね」

「そうだね。この番組を見て、どうしてこれを知らなかったんだろう?と思ったことを覚えてるよ。
当時、僕は歌いたいと思っていたけれど、自分が何をしたいのかはわかっていなかった。だから『これは絶対に参加したい』と思ったんだ。それで第2シーズンにはオーディションを受けようとしていた。でも演劇を専攻するようになって。友達と車でニューヨークに行ってそこでオーディションを受けようとしていたんけどね」

「どうして受けなかったの?」

「大学の舞台の稽古中で、オーディションのためにリハーサルを休むのを先生が許してくれなかったんだ。それで僕は待った。第3シーズンも同じように考えていたけど、プロとして初めての夏季公演に出たので、休めなかった。第4シーズンこそ行こうと思っていたけど、『RENT』の全国ツアーに出演することになった。そんなわけで『アメリカン・アイドル』のオーディションを受けることができずに終わってしまったんだよ」

「オーディション必要だった?だってもう仕事を持っていたようなものじゃない」

「そう、仕事は始めてたね」

「当時オーディションを必要としていたのは「RENT」には出演していない人だと思うわ。でももし必要なら、やってみる?私は今、別のオーディション番組に出ているの。もし気に入ったらボタンを押すの。目をつぶっているから、何か歌ってみて。気に入ったら目を開けるわ。(訳注:オーディション番組『ザ・ヴォイス』のブラインドオーディション)才能があるんだから、やってみて!

OK、とアーロンが歌ったのは、Journeyの「Faithfully」(1983年)

Highway run into the midnight sun
Wheels go round and round
you're on my mind

白夜に浮かぶ太陽に向かって 走るハイウェイ
車輪は回り続けるけれど いつも君を想う


ケリーがドーンとボタンを押すと、区切りまで歌ったアーロンが"Button?!"っていうのがかわいい。

「あなたのビブラートすばらしいわ!とっても美しい。これをムーランルージュでも聴きたいわ」

「ぜひ聴きにきてください。僕たちはすぐに戻ってきます。秋にはNYの全てがオープンしますから、ブロードウェイのショーを見にきてください。」

「待ち切れないわ。ほんとにわくわくする。アーロントヴェイトでした!あなたの美しい声、大好きよ!」


第2部 Selfless Woman Raises $43,000 For NYC Food Pantry

フードパントリーのチャリティを立ち上げた女性ソフィアのインタビュー。この中で、アーロンも業界で困難な状況にいる人たちを救うためのBCEFAの寄付を募ったことについて少し話しています。

放送後、アーロンもIGストーリーでこのフードパントリーを支援してました。


この日のスタイリストWarren Alfie Baker @AlfieBakerstyle さんのTwitter

Aaron Tveit Japan Fan Site (unofficial)

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