2018.12.31 AARON TVEIT ON NEW YEAR’S EVE! at 54 BELOW
Mon, Dec 31 show 11:00 pm doors open 9:00 pm
Photo ©Nathan Johnson
セットリスト(by lovable22 Thanks a lot!)
Aaron Tveit - New Year's Eve at 54 Below Monday, December 31, 2018
1. Live in Living Color (Catch Me If You Can)
2. What are you doing New Year’s Eve? (Ella Fitzgerald)
3. I Miss The Mountains (Next To Normal)
4. [Adorable intro about Moulin Rouge and his entrance to meeting Toulouse and Santiago]- Every Breath You Take (The Police/ Moulin Rouge the Musical)
5. Shut Up and Dance (Walk the Moon/ Moulin Rouge the Musical)
6. Thunder Road (Bruce Springsteen)
7. Take Me Or Leave Me (Snipet) // WILL I //One Song Glory (Rent) // Che Gelida Manina ( La Bohème)
8. Seven Wonders (Catch Me If You Can)
9. Sandy (Grease) // Heart And Soul (Hoagy Carmichael) Medley
10. Being Alive (Company)
11. *Auld Lang Syne* Happy New Year!
12. Come What May (Moulin Rouge the Musical)
13. ENCORE- “Fuckin’ Party” Medley- We Are Young (fun) // Don’t Stop Me Now (Queen) // Treasure - Bruno Mars // Someone Save My Life Tonight (Elton John) // Take Me Home Tonight (Eddie Money)
2018年の大晦日。ニューイヤーズイブコンサート(以下NYEと略)という呼び方は目新しいけれど、NYでは一般的らしい。アーロン初のNYE、しかもあの54Below。ちょっと(かなり)無理して行ってきましたよ。
photo ©Yuko_at_JPN(Yuko Sakakura)
ワイワイ騒ぐと言うよりは、これまでを振り返って感謝を紡ぐようなコンサートでした。でもアンコールのパーティメドレーははっちゃけてましたね。
すぐ近くにいらしたren598さんのビデオをリンクさせていただきました。アーロンが言ったことはすごくがんばって訳しましたがたぶん正確ではないです😅。目に余るところはDMでお知らせください〜。
1. Live in Living Color (Catch Me If You Can)
Youtube 🎥ren598
ディナーが終わり客席の雰囲気も温まったところで、司会者から携帯の電源とカメラのフラッシュは切ってください、と案内が。レディースアンドジェントルマン、Mr.アーロントヴェイトの登場です!
前奏が終わる頃にアーロンがゆうゆうと登場。黒いシャツ(Todayのインタビューのときのですねw)に上質な黒いスーツがよく似合ってかっこいい。歓声と拍手の中でマイクの高さを調節して、きゅっと笑ってから歌い出す。
"Yes, I'm live in living colooor!" のところで右手でバンドをひらひら煽って、生意気そうな顔でぴたっと締めるところも大好き。
54Belowは音響がとてもいい。"So sit back and let me be your T.V. Guide!"と歌い上げる声の通り具合とその残響が絶妙ですごく気持ちがいい。本人も納得感があるのか、歯の間からちょっと舌をのぞかせて、むっちゃうれしそうでかわいい。
リングサイド席だとマイクを通さない生の声が聞こえるのも、予期せぬうれしい出来事でした。歌い終わったあと、ベースのマイケルブランコさんと交わす笑顔が見られたのもうれしい😊。
2. What are you doing New Year’s Eve? (Ella Fitzgerald)
Youtube 🎥ren598
「すごいどしゃぶり(本当にcats and dogsっていうんだ)だね。僕も外で死にそうになったよ。大切な休暇を僕たちと過ごすために来てくれて本当にありがとう。大晦日は素敵な場所で大騒ぎするものだけど、僕は歌を通してあなたが過去を振り返り来年やりたいことを見つけられるような場所にしたいんだ。楽しんでくれるといいなと思っているよ」という感じのMCかな…聞き取れなさすぎる。
そしてエラ・フィッツジェラルドの曲。大人っぽいしっとりした雰囲気で歌い始める。
「年が明けるその時に、恋人たちはキスをする。その時あなたはどうしているのだろう。僕はあなたの隣にいるだろうか」ってちょっと片思いっぽいロマンチックな歌。
3. I Miss The Mountains (Next To Normal)
Youtube 🎥ren598
New Year's Eveにぴったりな曲を歌い終えると、バンドメンバーを紹介。ドラムとベースはいつものジャレッドショニングさんとマイケルブランコさん。ギターのクレイグさん。ピアノはお名前は聞き取れないけれど、以前にもアーロンのコンサートに出ていらした笑顔のかわいいおじさま。
アーロンは腕時計を眺めて、
「2019年まであと45分だ。10年前、僕はNext to Normalでブロードウェイの舞台に立った。このステージのみんなとの最初のショーだった。(ピアノのおじさまにはごめんって笑ってた)それは僕らにとって素晴らしい経験で、その中からひとつの歌をみなさんと分かち合いたい」
N2Nのブロードウェイ公演が2009年だったから、バンドメンバーとも長い付き合いになるんだね…。そして最近の定番、ゲイブの母親ダイアナの歌、I Miss The Mountainsが始まる。
双極性障害になったダイアナは、「普通に」なるようにと感情の起伏を抑える薬を飲む。この歌のMountainsは、彼女の激しい感情の起伏の比喩だ。薬によって切り離された自分の感情を「野生の少女のよう」と見つめる最初のパート、アーロンはスツールに座り愛おしむように歌い始める。次第に生き生きとした過去を思い出し、辛さのあまり捨て去った感情や痛みすらも懐かしむように歌う。
曲調が変わって「感情は君を狂わせる、これは安全で健全だ、足を地面につけて、これですべてバランスが取れる」医者が、夫が、ダイアナ自身が投薬のたび彼女に言い聞かせた言葉なのだろう。自分自身を説き伏せるようなアーロンの歌い方。
Everyting is Perfect... もうこれで大丈夫、という表情をした次の瞬間、真実に気づいて少しおびえたように天を見つめて小さくかぶりを振って、Nothing real… Nothing real. って、これは泣くでしょ…。
photo ©Yuko_at_JPN(Yuko Sakakura)
眠ったような平穏な人生ではなく、身を切るような辛い思いをしても新鮮な空気が吸える人生を願うこの歌は、Being Aliveに通じるものがあると思う。また、この道が最善だと選んだ自分自身に裏切られるようなところはちょっとムーラン・ルージュのクリスチャンのROXANNEを思い起こさせる。
4. [Adorable intro about Moulin Rouge and his entrance to meeting Toulouse and Santiago]- Every Breath You Take (The Police/ Moulin Rouge the Musical)
Youtube 🎥ren598
歌い終わるとアーロンは真面目な顔で
「ブロードウェイの舞台からもう10年も経ったのか…あのときあなたは(ブランコさんに)16歳、(ショニングさんに)17歳、そして僕は14歳だった」
とボケをかまして笑いを取る。
「そして2019年に向けて、僕はムーランルージュというミュージカルでブロードウェイに帰ってくる(もちろんみんな拍手喝采!👏)とてもエキサイティングだ。僕にとって2011年以降で最初のブロードウェイの舞台で、本当にすごいんだよ。(ギターの)クレイグと(ドラムの)ジャレッドの二人も、ムーランルージュのショーで演奏するんだ」
と言って喝采が止むと、ムーラン・ルージュのあらすじを語り始め、クリスチャンがトゥールーズとサンティアゴに出会ったシーンを再現してくれる。
「それは1899年、フランスのパリに旅立ったアメリカ人の若者の物語だ。芸術家でソングライターの僕は、何かを見つけたいと切望して芸術の中心地モンマルトルに来た。そこで妙なふたりに出会うんだ。彼らは街角でショーのための歌を書こうとしていたんだけど、恐ろしいほどうまくいってなかった。彼らがもう一度歌おうとした時に、僕が割り込むんだ。
🎶The hills are alive with the sound of music With songs they have sung for a thousand years〜! (サウンド・オブ・ミュージック)
すると彼らは『すばらしい!』って言ってくれるんだ」
とかわいい顔をするものだから、観客は大笑い。
「ひとりが僕に尋ねる。『なぜパリに来たんだ』 僕は答える。
🎶何ができるのかを知らずに人生を終わりたくなかったんだ〜
するとまた『天才だ』って言ってくれる😄」
いちいちかわいらしいですよ。
「もうひとりは僕がラブソングを作曲したことがあるか知りたがった。もちろん僕は答えた。(おすまし顔で)
🎶 Every Breath I Take 息をするたびに〜
彼らが即興を聞きたいと言うので僕は(立ち上がってくねくね踊りながら)
🎶Never gonna give you up! 君をあきらめないよ!」
これはリックアストリーの有名なPVのマネらしい。これが大ウケ。
「すごく面白いよね。でもリハーサルの段階では、僕はこれが面白いと思ってなかった。脚本家とディレクターと毎日話し合って、僕は『リックアストリーは全然面白くないですよ』と言ったんだ。」
で、ここからがよく聞き取れないんだけど…
「『”Every Breath You Take”を実際に歌うのはどうでしょう。これまでに書かれた最高のラブソングの1つだし』」
と提案したということかな…?、どうやらアーロンは“Never gonna give you up”よりは”Every Breath You Take”を歌いたかったらしいのはわかる。
「でも『いやいやいや、とにかくあきらめずにがんばれ』と言われて、僕らは初日を迎えた。そして僕が “Never gonna give you up!”とやったら、観客全員が笑ったんだ」
うん、確かにそうでしたよ!プレビュー初日、みんなここで吹き出してた。😂😂😂
「そして今夜2018年の終わりに皆さんの前で記録しておきたいんだけど、僕が・まちがって・ました。(みんな😂)ディレクターは正しかった。リックアストリーはすばらしい。それでも僕はまだ”Every Breath You Take”を歌いたいんだ」
客席からタイミングよく「Go for it!」と声がかかって、「OK great…後押ししてくれてありがとう」と微笑んで歌い始める。
ちょっと横道にそれるけど、ボストン初演前のインタビューの一番最後で「開演前の今どんな気持ち」と聞かれて、「舞台の重要な要素である観客がここに来てくれるまでは、今作っているものが本当にうまくいくのかどうかわからない(笑)」と言っていたのはこのことかな。
さて5曲目の"Every Breath You Take"は、SF&Vegasのコンサートからセットリストに追加された歌。メロディが美しくて昔から好きな曲なのでうれしい。しかしこれ、歌詞がちょっとストーカーっぽくない?と思っていたのだけれど(和訳参考http://www.nextenglish.net/every-breath-you-take-police )アーロンが歌うと、あれですよ。サティーンがデュークと過ごすのを見つめるクリスチャンの歌ですよ。"You belong...to me?"って言った後のそうでしょう?って視線とか!😭
サティーンに「生活はデュークとともにすればいい」といったのは自分なのに、その姿を見るのは辛くて、それでも見つめずにはいられない感じが本当に切ない。
最後の節の"watching you"を言う時に、わずかに肩を上げて首をかしげて視線を送ってから、目を伏せるところとかね…😭
5. Shut Up and Dance (Walk the Moon/ Moulin Rouge the Musical)
Youtube 🎥ren598
"Every Breath You Take"をしっとりと歌い終わったアーロン、そのあとたいへんなことに😁。
「そして僕はサティーンに出会うんだ。今までに会った中で最高のひとで、僕は彼女のところに行って歌わなければならないんだけど…」
この流れは次は"Shat Up Dance With Me"だね、と思って聞いていたら、
「この歌は、ショーで何が起きるかの完璧な例だと思うんだけど…」
あれ?アーロン、なんか言いよどんでる?
「僕は彼女に言うんだ…」
ちょっと目が泳いでるよ?
「何が起きてるかを…」
あのセリフでしょ。助け舟を出したいけど私も喉元まで来てるのに思い出せない。
「要するに…」とか言いながら、難しい顔をしてスタンドの高さを調節する(ふりをする)。しかしついに観念して、
「 I forget my lyrics...歌詞を忘れちゃったよ…」😂😂😂
グレイスランドのギャグリールで、セリフが出てこなくなってしまって
「…what's my line? …セリフなんだっけ?」と言ったときとおんなじ顔をしたよ。
screenshot from "GRACELAND"
そしてすぐ歌詞を思い出すんだけど、むっちゃ早口になってるw
「そうだ、彼女に会って僕は"This woman is my destiny"って言うんだ。これはムーランルージュの物語の肝で、その時の僕のリアクションと歌詞で皆さんは『ああ、彼女こそがあなたの運命の人なのね、はいはい』ってわかるんだ」
アーロンこのMCのときいつも"She IS my destiny〜😜"って妙なニュアンスで言ってみんなが笑うんだけど、こんな訳でいいかな〜?
「彼女の方は全然本気じゃない(裏がある)んだけど」でまた爆笑。
「実際にMRでは歌の中で会話がどんなふうに使われているかの完璧な例なんだ。聞いてください」と言って歌い出す。
舞台では、サティーンとふたりきりで話すことができて舞い上がってペラペラ喋り続けるクリスチャンの腕を、サティーンがすうっとなで上げて「お口を閉じてわたしと踊ってちょうだい。Shut up and dance with me」と言う。その瞬間、ピカーン!とクリスチャンの顔にライトがあたって(インスピレーションが湧いて)、彼はこの歌を歌いだす。サティーンはクリスチャンを公爵と思い込んでいるのだけれど、クリスチャンはもうすっかり彼女の虜で「僕たちは結ばれる運命なんだ」と二人でダンスを踊る歌。
Photo © Matthew Murphy
アーロンが本当に楽しそうに歌って踊るので、客席もみんな思わず踊ってました。
6. Thunder Road (Bruce Springsteen)
Youtube 🎥ren598
"Shut Up and Dance"を歌いおえると、ぴっちり上まで止めていたシャツのボタンを外すアーロン。くつろいだ様子で、ブルース・スプリングスティーンのコンサートで彼の話に感銘を受けたことを話し始める。聞き取りきれなくてざっくりですが、
「7万人のアリーナを埋められる人から、たった1300人の親密なコンサートで話を聞くのは本当に特別なことなんだけど、彼はこうしたささやかなスタートがあったからこそ音楽の歴史の中でも最も不思議な縁で引き上げられた、と考えているのが素晴らしいと思ったんだ。そのことが僕たちを彼の歌に駆り立てて、ついにクリス・コーネルがカバーした曲に出会ってインスパイアされたのがこの曲です」
そう言って"Thunder Road"を歌い始める。
で、この歌、今回はシチュエーションがあるみたい。
田舎町の小さな一軒家。彼は彼女に「一緒にこの町を出よう」と告げに来た。家の前に止めた車から、彼女の部屋の窓を見つめているー みたいな。
"Oh-oh come take my hand" 「ぼくの手を取って」と手を差し伸べたり、
"Mary climb in" 「メアリー、乗って」 と隣の助手席にいざなう仕草をしたり。
もう「はい」というしかありません。
いえ、アーロンに言われる側になったら一も二もなくついていきそうですが、この歌、未来溢れた若者の歌ではなく、少し年のいった、うだつの上がらないミュージシャンと地味なお姉さんの歌。
彼女はこの平凡な慣れた生活を捨てるのを恐れている。彼だって決して自信があるわけではない。でもいまこの田舎から出て行かなかったら、負け犬のままもう動き出せない。決して楽な道ではないけれど、彼女と一緒なら約束の地にたどり着ける気がする。彼女を勇気づけようとする言葉は、そのまま彼自身にも向けられているような切なさがある。
冷静に考えたら、一人で行って成功してから彼女を迎えに来てやれよ、と思いますもんね。でも彼もそんなに強くはないんだ。最後あんなふうに"Climb in... Climb in..."なんて言われたら、メアリーはやっぱりドアを開けて、ポーチを抜けて、一緒に行くのだろうなぁ。
…なんて思いました。
"Thunder Road"は、歳を重ねて、いろいろなことがわかってからの最後の"Run Away With Me"かもね。人生を諦めないための。
7. Take Me Or Leave Me (Snipet) // WILL I //One Song Glory (Rent) // Che Gelida Manina ( La Bohème)
Youtube 🎥ren598
「スプリングスティーンがその夜語ってくれたことの一つが、彼が19歳の時にバンドで初めてのツアーに出たときの思い出だ。彼はピックアップトラックの荷台に座っていた」
ここでアーロンはスプリングスティーンのしわがれ声を真似て、
「ニュージャージーのフリーホールドのどこかだったな」(なんか顔も似せてる?😂)
「彼はトラックの荷台にいて文無しで将来も見えず、両親や家族はカリフォルニアに引っ越してしまっていた。それでも彼は、その時が自分の人生で一番自由で開放感を感じたと言ったんだ。その言葉にぼくにとても共感した。
僕は19〜20のときに環境が激変した。自分自身を見つけたんだ。RENTのナショナルツアーで。(ヒューヒュー)そして、ここに座っているこの人(とピアノのおじさまを指さして)がまさにRENTツアーの音楽監督だった。
ニューヨークでショーが開かれた時、彼は僕の大学に来てミュージカル・シアター・ワークショップのクラスで仮オーディションをしたんだ。僕たちはみんな履歴書を持って、超クールなRENTの衣装を着ていった。(と超クールな顔をキメる。後ろでマイケルさん笑ってる。本人もすぐに笑ってしまうけど)
ところが彼は脚本を脇において、『やあ、君はこのショーにぴったりだ。もし何かあったら電話するよ』(いかにも気にかけていないような口調で)。僕は『はあ…わかりました』(だめだこりゃみたいな顔に😂)
でも数カ月後、彼は本当に最終面接の電話をくれた。そして僕は職を得て、学校をドロップアウトした。あの日、僕は僕自身を見つけたんだ」(みんな👏)。
アーロンは、彼のおかげで、と拍手をピアノのおじさまに向けた後、何気なく立ち上がってピアノのそばに寄り、客席からは見えない角度で"Take Me or Leave Me"と伝えてる。内輪向けの厳しい表情になってるのがちょっとときめくわー。
いつもの小芝居(アーロンのMCの途中で急にTMOLMの前奏が始まって歌い出す)はこんなふうにタイミング図ってたのか。ところがアーロンが話し始めて、ちょっと間を開けたのに前奏が始まらない。しかも曲を間違えて「ああ、RENTだった」って、おじさま😅…さてはアーロンに初めて会ったオーディションを思い出してうっとりしてましたね?お気持ちはわかります。けどしっかりして。😂
アーロンが「どうしてくれよう」みたいな顔をして、気持ちを落ち着かせるためにマイクスタンドを上げ下げしながら歌い出すのもはらはらするやらおかしいやら😂。いつものブライアン先生ならこういうところははずさないから安心なんだけどね。
MISCASTコンサートで大評判になったTMOLMのさわりをさらっと歌ったアーロンは、
「知ってるかもしれないけど僕はモーリーンは演じてないからね?」😂
「僕はスティーブを演じた。スティーブや…なんでみんな笑うの?(多分ものすごい端役だからだよ)…badassや、スクイージーマンや、ラヴィボエームのウェイターもやった。僕はロジャーやマークもカバーしていたけれど、この歌を毎晩歌っていた。もう15年くらい歌っていなかったけれど」
えっこの流れはまさか…"Will I?"😳
アーロンがスティーブだった頃の映像はあまり残っていなくて、"Will I?"は音源だけが現存するのだけれど、声の透明感と歌詞の切なさが心に響いて、どんなふうに歌ったのだろうと思いながら繰り返し聴いていました。だから実際に前奏が始まったときには息を呑んでしまった。
アーロンは俯くともう、死を目前にしたスティーブになっていた。
Will I lose my dignity?
Will someone care?
Will I wake tomorrow
From this nightmare?
尊厳をなくして死んでゆくのだろうか
誰かが気にかけてくれるだろうか
明日になれば目覚めることができるのだろうか
この悪夢から…
透明な歌声が様々な思いを呼び起こして、だー😭と涙があふれる。ついに聴けた、という思いもあってなおさら。😭😭 特に最後の"mare"の美しさなんかもう😭😭😭
なのにアーロンときたら歌い終わったらすぐ満足そうにニコニコして
「毎晩これを歌ってたんだ」
って、ちょっと!置いて行かないでくださいよ! 涙を拭いてたら、ベースのマイケルさんと目があってしまったし。"Will I?" は直後の1月のコンサートでは歌わなかったので、個人的にはNYEに行ってよかった、と思いました。アーロンは笑顔で続けて、
「ロジャーやマークとこの役は僕の若い時の人生の喜びの一つだ。この経験にはとても感謝してるよ。そして次は、僕がごくたまにしか歌えなかった曲だ」
静かなビアノバージョンのOne Song Gloryを、アーロンは祈るような表情で歌い始める。
死ぬ前に、素晴らしい曲を残したい…
この曲もかすかな表情の変化でドラマが伝わってくる。
"From the pretty boy front man Who wasted opportunity" では、過去の過ちを見つめるように表情を消して、視線を落とした。
"In the eyes of a young girl"で彼女との幸せな思い出に微笑むけれど、次の"A young girl"では目を瞑ったその表情と歌い方で彼女を喪ったことが伝わってくる。
こういうところはアーロン本当にTV向きだなと思う。アップで見たいんだよね。RENT LIVE!でもロジャーをやると思ってたのに、叶わなかったな…。リーディングには参加していたようだったし、ロジャーのキャストが正式に発表された直後にこのコンサートの開催が決まったので、きっと最後までロジャーをやるためにスケジュールを空けていたんだろうな、なんて想像していたら、もしかしてこれで歌い納めかも、と思ってちょっと涙ぐんでしまいましたが、1月にも歌ってました😁。
8. Seven Wonders (Catch Me If You Can)
Youtube 🎥ren598
9. Sandy (Grease) // Heart And Soul (Hoagy Carmichael) Medley
Youtube 🎥ren598
10. Being Alive (Company)
Youtube 🎥ren598
11. *Auld Lang Syne* Happy New Year!
Youtube 🎥ren598
12. Come What May (Moulin Rouge the Musical)
Youtube 🎥ren598
13. ENCORE- “Fuckin’ Party” Medley- We Are Young (fun) // Don’t Stop Me Now (Queen) // Treasure - Bruno Mars // Someone Save My Life Tonight (Elton John) // Take Me Home Tonight (Eddie Money)
Youtube 🎥ren598
11/12のノーバートさんのThe Angel Band Projectにゲスト出演に引き続き、ついに54 Belowで再びソロコンサート!しかも大晦日のカウントダウンディナーショーです。
54 Below サイト↓
Aaron Tveit returns to Feinstein’s/54 Below to ring in the New Year right! Aaron will sing highlights from his career, which spans everything from theatre to TV to movies, in such projects as Catch Me If You Can, Grease: Live, Company, and Les Misérables. Get ready to hear this versatile singer cover songs from every end of the musical spectrum – as Aaron’s been known to sing anything from Freddie Mercury to Puccini in his live shows – with some additional surprises along the way! Get your midnight kiss in one of the swankiest rooms in New York.
アーロン・トヴェイトが新年を迎えるためにFeinstein's/54 Belowに戻ってきます!アーロンは、舞台からTVにまたがる彼のキャリアーキャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン、グリース:ライブ、カンパニー、そしてレ・ミゼラブルなどのハイライトを歌います。この多彩なシンガーが音楽の幅広いジャンル ー アーロンは彼のライブでフレディ・マーキュリーからプッチーニまでどんな曲でも歌いこなすことで知られています ー のそれぞれから歌をカバーするのを聴く用意をしてください。その中には追加のサプライズも!ニューヨークで最もおしゃれな場所で、新年を迎えるキスをどうぞ。
2018.11.18
54belowのチケット購入ページは一旦Sold Outになった席も時間が経つとまた買えるようになっているので、興味のある方は諦めずに見てみるといいかも。(Disco席は Sold Outのようです )
キャバレー形式なので他のグループと同じテーブルに同席もあり。
Disco席とは、真夜中過ぎにテーブルと椅子を端に寄せてダンスフロアになる席らしい。アーロンも踊るのかな?Main Diningは端から普段はVIPに区分される中央まで幅広い。席は選べないけど、この狭さならどこに座っても見えないことはない。Side Viewは後ろ姿を堪能することになりそう。
確実に正面から見たいならRingsideかな。あおり気味だけど、ステージのすぐ近くでしあわせそう。Premiumも正面から見られるけど、知らない方とBOXソファ席はハードル高いしお値段も高い😅。
普段はMax146席の会場だけど、今回は126席みたい。
劇場情報 54 Below
"AARON TVEIT ON NEW YEAR’S EVE!"
2018年12月31日(月) 11:00 pm〜 ( doors open 9:00 pm )
Club 54 メンバー 2018/11/05(月) 12pm. 一般販売 2018/11/12 (月) 12pm
Premiumが$620、Ringsideが$545、Main Diningが$475, DiscoとSide Viewが$450。
カバーチャージは、2コースのディナー、ショーのあとのダンスパーティの間のデザートビュッフェ、オープンバー、税金、およびチップを含む。
54 Below紹介ビデオ。アーロンもチラチラ出てきます。
【年末年始の航空券&ホテル(ホステル) Tips】
年末年始のニューヨーク、日本からの一人旅だと航空券とホテル代がばかげて高い(一人旅ツアー:個室ホステル4泊6日 33万〜とか(・o・)!)ので、節約のためにいろいろ調べてみました。渡航前なので安全のために詳細は書けませんが、エア+ホステルで諸税込み16万弱くらいにおさえました。
(でも過ごしやすさの感じ方には個人差がありますのでお含みおきください。私はホステルでも(つまり個室でなくても女性専用部屋なら)わりと平気。そしてNYは4回目で少しだけ土地勘がある、というところです)
個人手配では航空券(デルタやアメリカンの乗継1回便)が出発日にもよりますが9.3万〜15万、ホテルではなくホステル女性4人部屋利用で、大晦日は1泊約3万、その他の日は4人部屋1泊8千〜個室1万9千円くらいが、そこそこ便利な中でいまのところ最安かなと思います。しかしこの金額なら普段なら劇場街のホテルにも泊まれると思うとちょっと悔しい(笑)。
トラベルコの海外航空券のページは下記のように日程ごとの最安値が一覧で見られるので便利です。株みたいに刻々と価格が変動するので見ていると結構面白い。
スカイスキャナーというサイトでも併せて検索しました。
格安航空券は変更や取消ができないので発着時間や取消条件などはよくよく検討した上で慎重に申し込みました。乗り継ぎに不安がある場合、15万以下でJALやANAの直行便があったら買いではないでしょうか。
格安航空券会社経由で買うときには、その会社の評判も事前にチェックしました。一番最初に探した会社はあまり評判が良くなかったのでパス。2番目の会社もあまり聞いたことがありませんでしたが、悪い評判も見当たらずVISAカードのショッピングモールにも登録されていたので、ちょっと冒険ですがそこから買うことにしました。本当は同じ便でほぼ同じような値段なら、ちょっとくらい高くても運行する航空会社のサイトで買ったほうが安心なんだけどね。
年末ツアーのキャンセル期限が1ヶ月前なので、これからもっと安い航空券やもしかしたら安いホテルも出てきそうですが、こればかりは運です〜。
ホステルはサイトで「キャンセル無料」と書いてあるものを選べば比較的簡単に取り消しができるので、場所と価格の良さげなものを見つけたら早めに予約(female dome:女性専用の部屋かどうかはよく確認します)して、決まったらそれ以外のものをキャンセルしました。最初の表示は税抜きなので、税込み額(ざっくり+15%くらい)を表示させてから検討しています。
ホステルだけの検索なら、https://www.japanese.hostelworld.comが空き部屋が多く見つかりました。でも他社のサイトと比べて、税込価格の表示がものすごくわかりにくい。予約すると、2割程度のデポジットをクレジットで払って、残りは現地で〇〇円払って、という表示されるのですが、合計して初めて税金を乗せた総額がわかります。施設のページの下部の「注意事項」に税抜価格の説明("Taxes not included - City and state taxes 14.75% plus occupancy tax 3.50 USD per person per night"など)が書いてあるので、予め計算しておくと驚かずにすみます。(あと、施設によってはキャンセルするとデポジットが戻らないところもあるらしい。私が予約したホステルは日程変更でキャンセルしたらちゃんと戻ってきました)
この時期(11月中〜下旬)は、ホステル独自サイトに「ブラックフライデー価格」として通常より2割くらい安い価格をのせているホステルもあるので、そちらもチェックしておくと幸せになれそうです。
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