2017.09.24 THE X MAGAZINE創刊号の表紙を飾る
photo by @the_xmag on twitter
TODAY TIXが提供するブロードウェイのカルチャー誌THE X MAGAZINEの創刊号の表紙をアーロンが飾った。内容も32ページ中11ページを割いて、アーロンの写真とインタビュー風の記事が掲載されている。フォトグラファーはブロードウェイ・スタイル・ガイドを創刊し、このXマガジンでもクリエイティブ・ディレクターを務めるNATHAN JOHNSON、衣装提供はTODD SNYDER。いつもの明るい笑顔とはひと味違った、とてもシックで雰囲気のある写真になっている。愛犬のマイルスとの初写真もファンにとってはうれしい。
撮影は2017年の夏、マサチューセッツ州ピッツフィールドで『カンパニー』の上演の間を縫って行われた。ピッツフィールドは夏でも涼しかったので、こんな秋の装いでも比較的過ごしやすかったのではないかしら。
創刊キャンペーンで、インスタグラムには、雑誌に掲載されている写真数点や、創刊記念(というよりほぼアーロンのプロモーション)ビデオが公開された。(ビデオ音量注意)
アーロン自身もうれしそうにインスタにマイルスとのショットをあげていた。
創刊前のニュースレターでは、撮影中の写真にエピソード ーアーロンがアーモンドバターとセロリというヘルシーなおやつを持って来たなどー が添えられていた。ライターはこのような描写はうまいのにインタビューは不得手らしく、本誌の記事よりもこの無料のニュースレターの方が面白かったのはちょっと残念。
2017.09.25に創刊パーティもTodd Snyder の店舗で華々しく開催された。
メガネはTodd Snyderの伊達メガネのようだ。
2018.01.09
TODAY TIXのツイッターに素敵なオフショットが掲載された。
"Being onstage is just a feeling that you cannot duplicate anywhere else because the energy that the audience is giving you forces you to give more energy. It's such an output and exchange of energy. You can't do that anywhere else." - @aarontveit
— TodayTix (@TodayTix) January 8, 2018
📸 @the_xmag pic.twitter.com/muiwNUlt1a
2018.07.11
TODAY TIXのサイトに記事の全文が公開された。
上記記事を学習のために試訳してみた。
アーロン・トヴェイトがオンステージとオフについて彼の新しい一面を明かす
Photographed by Nathan Johnson
アーロン・トヴェイトは誰もがそうありたい、またはつきあいたいと思う男性だ。彼の熱烈なファン(とてもかわいらしいがいささか怖い種類の)は、自分たちを「トヴェイタートッツ」と呼んで、彼を愛する理由について膨大な記録をリストアップしている。彼の髪についてのGIFすらある。しかしおそらく、トヴェイトの魅力で最も印象的なのは、彼が注目されていることに全く無頓着だということだ。バリントンステージで「カンパニー」を演じる間、彼はマサチューセッツ州ピッツフィールドの湖畔のコテージに滞在していた。そこに私たちが着いた時、元気なラブラドールが走ってきて出迎えてくれた。「彼はマイルスだよ」とトヴェイトはにっこり笑い、彼のくつろいだ魅力があふれた。
トヴェイトの話はよくこんな言葉の繰り返しで始まる。「僕はとても幸運です」 これは彼が折にふれて口にする言葉だ。「僕は朝、仕事に行くためにベッドから元気よく飛び出す少数派のひとりです。自分の生計を立てるための仕事を、本当に愛しているから」と彼は言う。「僕はいつもそのことを思い出すようにしています…僕たちが今生きているこのむちゃくちゃクレイジーな世界では特にね」
トヴェイトほどの成功をしたいと求めている人たちは自分たちを特別だと断言する。しかしトヴェイトは、他の人と全く同じだと繰り返し主張する。「ブロードウェイ・ワンダーボーイ」、「ブロードウェイのお気に入りの恋人」という称号で特別に扱われるこの俳優は、完璧だという神話を根気よく崩して、代わりに感謝を熱心に語る。「僕はごく普通の男です」と彼は言う。ファンタジーノベルが好きで、思春期前の子どものようにアリシア・シルバーストーンに夢中になり、自分を励ますときには90年代のラップを聞く。 トヴェイトの地元の友人たちは彼の足場を固めてくれる。彼らは毎回、彼を応援するために遠くまで旅をする。「でも彼らは最初はこんな風にも言うんです。『うーん、君にできるとは思えないね』」トヴェイトは笑いながら言う。「それって最高だよ」
Photographed by Nathan Johnson
トヴェイトを健康的な描写の中に置くことは自然に想像できるだろう。両親を愛していてたびたび彼らを訪れ、最近はマイルスのために家の周りにフェンスを建てた。乳製品のアレルギーを持っていて、ゴーストを信じていて、ちょっぴりオタクだ。世の中の研究者で、決してへこたれない一種のカフェイン入り好奇心を備えている。「好奇心は君が俳優として持つことができる最高の資質だ、と言ってくれた先生がいました。それには共鳴したな」と彼は語る。
スティーブン・ソンドハイムのカンパニーにおいて、トヴェイトはボビーを演じた。理不尽な結婚生活をしている友人たちの中の最後の独身男性だ。彼はそのキャラクターと自分が似ていることをすぐに認めた。
34回目の誕生日を目前にして、友人のほとんどが結婚し子どももいる中で、トヴェイトは独身のままだ。
「親友が舞台を見に来てくれました。最近、彼の結婚式で僕は新郎介添人を務めたんですが、その彼が言ったんです。『ああ、君の人生そのものじゃないか』って」しかし、トヴェイトとボビーとの間にはより深い類似点がある。
彼の選んだ職業にもかかわらず、トヴェイトはオフステージで注目を受けるのを好まず、欲求に対して扱いにくい受け身でいる。
彼は、観察される観察者、彼の周りにあるいまだ解明できない心理の反映、良い俳優から偉大な俳優を分ける白紙のキャンバスの資質だ。
ボビーのように、トヴェイトは静かな矛盾の持ち主だ。彼はそこにいるけれどつかみどころがなく、オープンだけれどもガードが固く、社交的だけれど控えめで、表現豊かであるが読みとることは難しい。
かつて俳優たちはボビーを考え込みがちな皮肉な人物として演じたが、トヴェイトは別の解釈を選んだ。「僕のバージョンのボビーは、楽観主義者なんです。」と彼は言う。「彼は実際に、ショーの中でただ一人の本物のロマンチストです。」 トヴェイトは持論を裏付けるいくつかのセリフや場面を引用した。(ちょっと!ここ大事!詳しく教えてくださいよ!)「彼は、なぜ誰もが愛なしで結婚するのか理解することができません。」他のカップルがボビーに身を固めるようにと勧める間、ボビーは何かよりよいものを強く求めている。 「僕は、そういう面で彼とつながっています。僕は楽観的な、しあわせな人間です-そして、ロマンチストです。あなたにもわかる時が来ればきっとわかりますよ。」
Photographed by Nathan Johnson
彼が "ロマンチックな"という言葉で意味することを表現する時、彼はくつろいで詳しく語り、その話題を通してよく使われた神経経路を旅する。 「僕は心の中では、僕たちは皆、自分の人生の偉大な愛に出会うことになると信じています。 」と彼は言う。「それが1人であろうと多くの人であろうと意見は出てくるけれど、僕たちには自分自身を開いて、その機会を楽しむチャンスがあります」トヴェイトはボビーが共有したと彼が信じる結婚の理想を持っている。「もし、僕が結婚する時には」トヴェイトは言う。「それが一度であることを望んでいます」彼の両親は40年近く連れ添っていて、トヴェイトは彼らの思いやりと敬意のある関係について描写した。彼はボビーの友人たちが一生の契約に縛られるために彼に差し出す薄っぺらな理由について要約した。「だってそうしなくてはならないから、そのときが来たから、もう落ち着かなくては、それが本当の人生ってものだよ」
しかし、ボビーもトヴェイトもこの無意味な社会的な取り決めを気にしてはいない。彼らは愛にこだわる。特別な愛。かぎ爪とそばかすと横断歩道の恐怖のある愛。のんびりしたパジャマの愛。アレルギーとともにある愛。 「いつかは結婚したいと思うし、僕にそんな風に感じさせるような人に会うことを願っています」と彼は言う。
トヴェイトが内向的なのか外向的なのかを語るのは難しいので、彼が「両者の奇妙な組み合わせ」と自認するのは驚くことではない。友人の近くでは彼はふざけていてあけっぴろげだが、見知らぬ人といる時には慎重だ。「以前誰かにノルウェー人のように内向的だといわれた事があります」と彼は言う。「僕が初めての人に会う時は、少し深くゆったり座ります。自己分析をするなら、たぶん僕は、つきあう前に相手を理解したい、と言うでしょう。それが防衛機制なのかはわからないけれど、僕はいつもそうしてきたんです」
彼がソーシャルメディアで発信することをとてもためらうのは、この慎重な気質によって説明がつくかもしれない。自己宣伝がこれほど簡単になった時代ははないし、公的な人たちがその活用にこれほど迫られたことはないが、トヴェイトはほとんどのデジタル・アプローチが有益ではないと気づいている。彼はついに譲歩してInstagramとTwitterを始めたが、主にこれらのプラットフォームをプロジェクトを宣伝するために使っている。 (マイルスでさえInstagramに載せたことはない)。今日では、ほとんどの若いパフォーマーがネット上に自分をブランディングするのに一生懸命で、自分とフォロワーとの間が親密であるような印象を作りあげている。 トヴェイトはそれを否定はしないが、プラットフォームを日記として使うのはとてもばかげていると思っている。 「一日の終わりに、僕が仕事の外でしていることに誰かが興味を持つとは思えないんです。僕は投稿をそんな風に見て、ただ思うんです。誰も気にしないさ、って。」
彼のソーシャルメディアで見つけるのは、俳優のトヴェイトだ。彼のソーシャルメディア(またはオンラインのどこにおいても)で見つからないのは、個人としてのトヴェイトであり、おそらくそれが彼がまだある種の純粋さを持っている理由だろう。ほとんどの場合、トヴェイトのソーシャルメディアは、彼が勤勉によく働く人であることを証明している。「僕は決して満足しない人間なんです」と彼は言う。「そして、僕はなかなか休めないんです。僕があまり休暇を取らないのは、座り込んでしまうのが、好きではないからです。個人的な生活にとっては時にはつらい性質ですが、俳優としてはそれがとても役に立っていると思います」
トヴェイトは、この数年一緒に働いてきたパフォーマーやクリエイティブなプロフェッショナルたちが、「輝かしいお手本」だという。「この信じられないレベルの成功をした人たちを見て、実際に会うと、彼らは世界で一番感じのいい人なんです。」彼は言う。「ヒュー・ジャックマンは、そういう意味で僕が本当に本当に尊敬している人です。僕たちがレ・ミゼラブルをやっていた時、彼はそこにいる誰にとっても一番難しい仕事をしていて、そのうえ彼は部屋の中で一番感じのよい人でした。彼はみんなの名前を知っていて、決して遅刻せず、最高のお手本となってみんなを導いたんです。 「あれこそ僕がそうありたい男だ」と心から思いました。」
Photographed by Nathan Johnson
彼の名前を検索したときに表示されるデジタルのたわごとに関しては、トヴェイトは健全で、困惑した無関心を維持している。 「右から左へと聞き流すべきです」。彼は人々が自分の仕事に積極的に反応するときはいつでも満足している。たとえ「それが彼らがそれを明らかにする方法」だとしても。熱烈な崇拝にもかかわらず、トヴェイトは注意深くプライバシーを守ることには別の利点があると信じている。それは彼に丁寧なファンを獲得させた。「僕はとても幸運です。」と彼は言う。
「奇妙だったり、不快だったり、変な出会いは一切ありませんでした。ファンは僕にとってこの上なく素晴らしく、支えとなってくれています。」彼に "トヴェイタートッツ"をどのように感じるかを尋ねた。「底抜けに愉快だと思いますよ」と彼は笑う。
「それ自体、まるで…どうしてもシリアスに考えられないでしょう?とてもすばらしくて、ばかげてておもしろいんです」
しかし、それは彼の個人生活にフラストレーションを起こさせていないのか? 「みんなは僕が彼らが期待していたような人間ではない、とよく言います」と彼は答える。「でも僕にとってそれは肯定的なことでした。たいていみんな、思っていたよりもいいやつだ、と言ってくれるんです。」と笑う。「あまり生真面目ではなくて、かなりばかげてる、って。」
俳優としての名声を蓄積するにつれ、維持するのが最も難しいのが、飾り気のない自分自身だ。ラブラドルと家族を愛し、七面鳥のサンドウィッチを注文し、ピッツフィールドの工業後の歴史を暗唱する、普通の男。様々な役と賞、その声とダンス、YouTube のビューとSpotifyの再生回数、24万6千のInstagramのフォロワーとプロポーズのコメントにもかかわらず、トヴェイトはごく普通の男だ。そして、そのことが彼を最も特別な存在にしているのかもしれない。
Photographed by Nathan Johnson
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